いきます。その時、「心」は丹田(臍下奥)に下げていきます。実践中、自分『心』が頭にあれば、欲が出て
「力」が入ります。丹田に自分『心』を置けば、身体を意識するだけです。
日常生活の中で、自分の心が頭(脳)の辺りにあれば、感情的になり、自己中心的になります。自分の
心が胸(心臓)の辺りにあれば、相手を受け入れ、愛情で接します。さらに自分の心が下腹(丹田)の辺り
にあれば、心が静まり、平安常心でいられます。
これはハタヨガ実践中も同様です。頭に自分が居れば、(心が働き、)周りの人を気にしたり、自分の
外見を気にしたり、欲でポーズをしようとしたり、さらに苦手なのは避けようとしたり、「きつい!苦しい!」と
いうところまで頑張ってしまったり・・。しかし、丹田に自分が居れば、(心の働きはなく、)そこから身体を
動かしたり、呼吸をしっかり行い、刺激を感じて気血等の流れを感じたり、またスッキリしたとか、気持ちよ
かったと感じることができるのです。
写真「ハタヨガ実践指導中」
ヨガ担当 豆澤 慎司