人の健康を表す状態を4つに分けると、①健康人、②半健康人、③半病人、④病人となります。もし誰かに「あなたは半病人ですね」なんて言われたら、決していい気分になれないでしょう。しかし、じゃあ健康かというと、そうでもないという感じですね。病人とまで言わなくても、大半(7~8割)の人が半健康人か半病人と思っているようです。まぁ、健康とも病氣ともどっちとも言えぬ私たちでありますが、さらに“健康”の上には何があるのでしょう?例えば、強靭な肉体(ボディビルダー)とか、アスリート(スポーツ選手)の身体などを想像しますが、もし一時的な肉体改造では、健康と言えないでしょう。何か目的があって・・異性にモテたい・・かっこよく身体を改造・・結婚・・幸せ太り・・糖尿病になってしまった・・。これではいけませんね。またスポーツ選手も、実は身体を相当酷使してボロボロになっているのです。何人ものトレーナーがついていたり、怪我して手術を何度もしたり・・。実際に活躍している人はほんのひと握りですから、多くの方はリスクだけが残ってしまって、人生を過ごす羽目になります。こうなると彼らのような人が、健康より上とはならないでしょう。
私たちの脳は、思考でも行動でも一度に一つしか働きません。(2つのことを同時にはできないのです。)実際の体の状態というより、心が先にどっち(プラスかマイナスか)を思うかで、体はそれに従い、反応していきます。積極的な思考(または行動)であれば、アクセルを踏んで前に進む自動車のように、あなたは健康になり、消極的な思考(または行動)であれば、ブレーキを踏んで止まってしまう自動車のように病人になってしまうことでしょう。
写真「胸を拡げるポーズ」
さぁ、胸腺ホルモンを分泌させて、免疫力をアップさせましょう!
①肩幅より広く開き、両手を後ろに回して腕を伸ばし、指を組み合せる。
②そのまま向きを右に変え、(吸いながら)両腕を下げるようにして背中を反らせる。
③(吐きながら)頭を下げ、額を膝につける。両手は上に伸ばす。十カウント。自然呼吸。(吸いながら)上体を起こし背中を反らせる。
④(吐きながら)上体を起こし、正面に戻す。
※左側、前面の順番で行う。<二回繰り返しましょう。>
◆効果◆
免疫力をアップ、胸部、上背部を鍛える。心肺機能が高まる。積極的になる。腰痛。消化 不良。肩コリ。
豆澤 慎司